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”ソレ”は、凄く綺麗で、瞳は、吸い込まれそぅになってしまう程透き通っていて純粋で、”ソレ”は、そぅ、まるで天使の様な存在。なのに、”ソレ”の手は真っ赤な血に、静かに染まっているんだ。紅い天使さん、貴方は何者?
紅い天使
割合大きな校門を入って、チャイムの響く校庭を走り抜けて、生徒達は教室へ向かう。
教室では話し声が止まない。
どの教室も、そぅ、同じだ。
キャーキャー騒いで、それは教師が教室へやって来てドアを開けるまで、変わることは無い。
どこも、一緒。
ただ、一クラスだけ、ちょっと変わったクラスが有った。
白兎中学の、2-6、一番窓際の、一番後ろ。
そこには、それをさも煩そうに聴いている者が、いたのだ。
目を閉じて、腕を組んで、偉そうにしている。
けど、誰もそれにちょっかいを出したり、文句を言ったりなどは、しない。
寧ろ、完全無視、と言った状態・・・。
彼の名前は、燕。美空 燕(みそらつばめ)、だ。
黒髪に、切れ長の目、長身。容姿だけ見ればなかなかの美男子なのだ。
そして燕は、白兎(はくと)中の色んな意味でのトップだ。
色んな意味とは、喧嘩、成績、態度、金、殺気、その他。。
一般中学生にはなかなか見えない代物って事になる。
ガララッ
・・・っと、教室の戸が開く。
「ほらー、席付け~」
のんべんだらりとした声で、いつも通りの言葉を吐く担任。
「わっもぅ来ちゃった」
等と言いながら、生徒達はパタパタと足音を立てて、自分の席へと小走りで戻って行く。
「さて、前から言ってるが、今日は転校生が居るぞぉ」
教師が言うと、皆が”待ってましたぁ”とばかりにはしゃぎ出す。
「帰国子女の夕輝さんだぁ」
と、言いながら、担任は黒板に名前を書きながら言う。
「入ってきて良いぞぉ~」
「はい。」
のんべんだらりの声に続く、しゃっきりした女の声。
続いて、ドアがカラカラとお淑やかに開いて・・・と、思いきや。
ドガンッ
っと、嫌ぁ~な音を立ててドアが蹴破られる。
そして、入ってきたのは、それはそれは綺麗で細身の女子。
肩に付くくらいの黒髪に、紅い瞳をした、人形みたいに綺麗な少女。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
一同、沈黙。
恐らく、ギャップの激しさと、その容姿の可憐さに言葉を失っている模様。
その女子は、そのままツカツカと教卓の横に立ち、
「初めまして。アメリカから来ました、夕輝 暗奈です。宜しくお願いしますね。」
にっこりと笑った女子、もとい暗奈に、一同(特に男子)は、おぉ~~~っと歓喜の様な声を上げる。
「えーっと、自己紹介は後で個別でやってね、面倒臭いから。」
いい加減な担任である。
「席は何処になるんですか?私の。」
暗奈の質問に、えーっと・・・等と『考えるフリ』をする担任。
理由は、転校生以外の誰もが知っている、理由。
それは、空いている席が、”あの恐ろしい人”の隣しか相手いないから。
が、しかし暗奈の目は、こぅ言っていた。
(ちょっとヘッポコ教師!早く言ってよ、八つ裂きにするよ?)
「美空の隣しか空いてないが?」
「・・・誰?」
「僕。」
燕が、手を挙げた。
彼の視線は、暗奈を、まるで珍しいモノでも見ているかの様にじっと睨み付けている。
(見ている、と言うには殺気がこもっていた。)
「別に隣なんか誰でも良いです。」
そぅ言って暗奈は言われた席へ足を向けた。
「さて、今日の予定は・・・」
と、担任は話し始める。
「ねぇ。」
暗奈に声をかけたのは、燕だ。
「ん?」
「アメリカから来たんだっけ?」
「そ。」
「・・・・・・・そぅ。」
単純明快な質疑応答みたいな会話。
お互い、素っ気ないのに、殺気がこもっているのは、きっと気のせいでは、無い。
「アンタさ。」
今度は、暗奈が問う。
「・・・・・・?」
「美空・・・何てぇの?」
「・・・・・・・・・燕。」
「そぅ・・・。燕、つばめ・・・・・・・。」
何事か逡巡始めた暗奈を横目にだが観察する燕。
(・・・似てる。明子(あかね)にそっくり。。)
燕は椅子に背を預けて、目を瞑る。
思い浮かべる、綺麗な、綺麗なあの時の微笑んだ彼女の顔を、鮮明に。
「じゃぁ」
と、唐突に横から声が聞こえて、そのまま目を開けて、視線だけ声の主へ向ける。
「燕だから、つーくんでw」
「・・・・・・・・・君、僕に殺して欲しいの?」
燕からの殺気が増大する。・・・寧ろ倍増と言うべきだろぅか。
「嫌よ。私は殺す方専門だもん、殺されるなんてまっぴらごめん。」
「・・・君、面白いね。」
「そぉ?」
「うん。」
「後で校長室おいでよ。」
「は?」
突然何を言い出すかと思えば、を、視線に乗せて燕を見る暗奈。
「校長室だよ。わかるでしょ?」
「そりゃぁ、場所くらいはね。」
「じゃ、後で来てね。」
そぅ言って燕が席を立つ。
「校長室ってさぁ」
そぅ言って燕を引き留める暗奈。
「何?」
「校長が居る所でしょ?」
っと、燕は口の端を上げてニヤリと笑う。
「ここの長は僕だよ。」
そぅ言って彼は教室を出て行った。
教師は、未だ話して居る。かったるそぅに。
「・・・・・意味不明。」
その声は、教師の話が終った直後の、生徒達の声にかき消されて、誰の耳にも届かなかった。
<作者のあとがき>
序章の様なモノからだけどスタートw
書いてみました~~~っ♪
風邪だろ?熱有るんだろぉ?!
学校休んだだろぉぉぉ?!!って突っ込みはしないで下さいませ!(ぉぃ
うーん。。結構小説にして書くと長いモノなんだなぁ~・・・。
きっと読む方は短っ!って思うかも知れないけど;
っつぅかそれ以前に下手っ・・・orz
でも、僕が漫画で書いたモノに手を加えて、ココで連載して行くつもり。
読んで貰えるなら嬉しいし、自分の実力を見てみたいし。。(苦笑
お客様は良ければお付き合い下さいな☆
漫画で読んだ人(つまりリア友の人?)は、小説版で違う所を探してみるのも面白いかも。
ぁ、メールフォーム設置しようかな・・・。(←無関係
そぃでは失礼しまぁっす!
でも、朝起きて熱計ったら、思いの外高くてさぁ。
僕は結構元気だし(熱有るけどピンピンしてた(笑)行こうと思ったんだけど、
親に休めって言われて、休んじゃったw(...
月曜日には絶対治すよ!
小説気に入ってくれた?良かったぁw
色々有り難う~~~♪
と言うか白蘭様へ絶対の忠誠を。
双子王子も愛してます!
そして!
リアルなんて眼中にないのです。
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エッダって言うんだね君…!
でも僕は王子って呼ぶよ!!←