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日記、くろろほるむの拍手レスその他!ごちゃごちゃしてても気にしないb
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強者?弱者?
天賦の才は、光と影の一体化したモノが秘める。
それを知るモノは、今何処・・・?

喧嘩日和

「ふわぁ・・・あぁ。。」
授業中の、とある教室・・・。
授業中でも、結構ザワ付いている教室。。
授業は、英語だ。
その教室の、一番窓際の一番後ろ・・・その横。
実に退屈気に欠伸をかます女子生徒が、一名。
机に盛大に突っ伏して居る。
今にも眠ってしまいそぅな様子で有る。
っと、
「コラそこ!夕輝!」
教師が気付いた様だ。
突っ伏す彼女・・・もとい暗奈に声をかける。
「ん・・・?」
「寝てないでちゃんと授業を聞け!」
「・・・・・」
怒られたにも関わらず、暗奈は再び突っ伏して、言った。言ってのけた。
「・・・暇。つまんないっつぅか・・・・授業簡単過ぎて死ぬ。。」
先生にも、正反対側に座る生徒にも聞こえるであろぅ声で。
しん・・・
っと、教室に静寂が訪れる。
「転校早々先生に喧嘩売るのか?!」
英語担当の男性教諭は、どぅやら切れたらしい、
が。
「んだよ・・・っ」
ビリリッ・・・!!!
っと、嫌な効果音が付く程強烈に、空気が揺れた。
否、空気に別の気流がはしった。
「「「「!!!??」」」」
その場に居た誰もが凍り付く。
『あんたがさっきまでに言った言葉を全部、アメリカ英語に直せたら、
少し位授業に参加してあげても良いよ?』
暗奈の目は・・・獣の様に教師を睨めつける。
「・・・・・ぃ・・・っ否、いい、いいからっ!!」
引きつった顔でそれだけやっと言い終えると、
その教師はドタタッっとずっこけそうになりながら、教室から走り出て行った。
「・・・なんだ。」
教室中の張り詰めた感覚が薄れて行く。
「授業を受けても良いっつったのに。それも、あんな簡単な問題で許すって。
英語教師なら簡単過ぎる問いじゃん・・・頭大丈夫かなぁ?」
(否、あんたが大丈夫か?!)
それを聞いていた誰もがそんな風に思っただろぅ。

キーーーンコーーーンカーーーンコーーーーーン・・・・

鳴り響くチャイム。
皆、先程の空気など忘れて、わっと騒ぎ出す。
「ふわぁ・・・。」
暗奈は再び欠伸をする。
「ぁ、あの・・・?」
不意に、前から控えめにだが、声をかけられた。
「・・・ん?」
「つ、次、体育だから、そ・・・外に。。」
「あぁ・・・ありがと。」
まぁ、多少なり眠気は取れるだろぅと割り切って、
暗奈は体育着へ着替え始める。
声をかけて来た女子も、おずおずと着替え始めた。
「ねぇ、名前何て言うの?」
不意に、聞かれた女子は、少し吃驚した顔をして、
「ぇ・・・えと、朱留・・・真中朱留(まなかあかる)です。」
「ふぅん・・・朱留。変わってるけど良いね。あたしの暗いし!」
着替えながら、あははと笑って見せた暗奈に、朱留はそっと笑みを返す。
「ちょっとぉ~~~」
「痛っ」
不意に、背後から朱留が髪を鷲掴みにされる。
ぱしっ、っと音を立てて、朱留の蝶タイが床に落ちる。
「何?転校生に声何かかけちゃってさぁ~。」
「うっ・・・」
「図々しいにも程があるってゆーのよ!」
「きゃぁっ・・・!!!」
背後から頭を掴んでいた女子が、朱留を床に投げ付ける。
(っ・・・床にぶつかる・・・)
そぅ思って、ぎゅぅっ・・・っと目を瞑る朱留。
しかし、待っていた感覚ではなく、ふわっとした感覚が有った。
「ふぅ~ん・・・猫かぶり?」
吃驚して、目をそっと開ける。
そこには、暗奈が自分を受け止めたままの姿勢で彼女たちを見上げていた。
「あの・・・っ」
「男子今いないしね・・・。男居なくなると猫辞めるんでしょー?」
「・・・・・」
「面白いなぁ・・・♪」
暗奈は笑いながら、そぅ言った。
「何よ、アンタ。転校初日から登校拒否しなきゃなっちゃうわよ?」
「っははは!」
再び笑って返す暗奈。
「なっ」
「面白いなぁ~、君は、ホント!」
ニコニコと効果音が付く程の笑顔で続けて話して行く、が。
「やれるもんならやってご覧よ。」
ふっ・・・と、暗奈の笑みが消える。
そして、言った。
「虐めとか卑怯なの好きじゃないからさ。喧嘩なら買うよ?」
挑発。典型的なモノ。
「こいつ・・・っ!」
どぅもカチンと来てしまった様で。
「鈴美ッ!」
「何?」
名前を呼ばれて振り向いた彼女は、不機嫌そうに返した。
どぅやら鈴美と言うらしい。
「授業始まっちゃう!」
「ぁ・・・!・・・・・・・・・そぅね。。」
言われてはっ!っとして、暗奈を睨み付けながら鈴美は言った。
「命拾いしたわね。」
その言葉に、暗奈は再び笑顔で答える。
「その言葉さぁ~、そっくりそのままアンタに返して置いてあげるよ☆」
「なっ!!」
「さー、アカルン行こう~っ♪」
「ぁ・・・は、はぃ;;(アカルン?!)」
鈴美達を置いて、2人はパタパタと小走りに校庭を目指す。

その間、暗奈は朱留に問う。
「アイツ達、何なの?」
「ぇと・・・;;」
「君のいじめっ子でしょーーーっ!」
「ぁっああぁぁぁあのぅ・・・っ」
「いぃーのいーの、気にしないでぇ~っ♪あのまな板、名前なんてーの?」
「ぇ?(まな板?!)」
何が良いのか分からないので、
取り敢えず一番重要な事についてだけで返す朱留。
「あー・・・鈴美・・・・・だっけ?」
「ぁ、ぇと、鈴美さんは・・・、田壷鈴美(たつぼりみ)って言うんです。」
あぁ・・・っと納得し、教える朱留。
「ふぅん・・・。」
彼女は、結局そんなに興味が有るわけでは無い様だ。


次の授業は始まっている。
2-6・・・暗奈達のクラスの教室のベランダで、
ゆるりと尾を揺らす小さな動物が、一匹。
校庭を眺めながら、また、ゆるり、ゆるりと尾が揺れる。
フェレットだ。
淡い茶色で、足の先や耳の先、尾の先などだけ色が濃くなっている。
そのフェレットは耳や尾に、ピアスやら何やら色々くっついている。
っと、不意に声がした。
【女の人って恐いですね・・・血夜麻呂(ちよまろ)。】
どぅやらピアスから発せられている様だ。
おそらく、そのピアスは無線か何かなのだろぅ。
「きゅん・・・」
鳴いて返すフェレットこと、血夜麻呂。
【もぅ少し見たら帰って来なさい。】
「きゅぅぅ~~?」
【喧嘩と言う試合も、見て来て下さいね、チヨ?】
「きゃんっ♪」

一雨来そうな位湿った風が、どんより、吹いた。


★あとがき☆
第二話ですー!
わぁ~・・・書くには長かったけど、読むにはきっと短い;
ぅ~ん、読んで貰えれば光栄ですぅ。。
今度、この物語のキャラを書いて貼れる様にしたいと思ってますw

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小説
ついに、2話ですか!!!やっぱり、小説で読んでも面白さは変わりませんね。つくづく思います☆

小説版のオリキャラとか無いんですか??
ちょっと、期待してます♪

でわ。
夏美 2007/03/13(Tue)20:22:34 編集
Re:小説
ついにって言うか、やっと2話って感じかなw
っつか、毎回毎回誉めてくれてありがとね(^v^*ノ
小説版のオリキャラかぁ~・・・うーん。。
漫画よりは任務増やして話を長くするつもりだし、
ネタが上がって来しだい出すつもりだょ☆
【2007/03/13 20:42】
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火姫 朱雀
年齢:
31
性別:
女性
誕生日:
1992/11/19
職業:
高校生
趣味:
…唯我独尊?(趣味じゃないし
自己紹介:
最近はREBORN!で生きてます。
と言うか白蘭様へ絶対の忠誠を。
双子王子も愛してます!
そして!
リアルなんて眼中にないのです。
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